OS
2014年09月28日
Windows10ではライセンス認証方法が変わるかも
マイクロソフトは7月29日、最新のデスクトップ向けOS「Windows 10」を正式にリリースした。
◆ボリュームライセンスプログラムは無償でアップグレード対象外です。
公式サイトより既に正規版をダウンロードできるようになっております。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
Windows7/8/8.1の小売ライセンス・正規認証できたライセンスの場合、無償でWindows10正規版にアップグレードできます。
一部の端末では不具合が発生致しますので、自己責任で行ってくださいませ。
Windows10 Pro 正規版のプロダクトキーはお取り寄せできますので、ご連絡ください。
過去の記事です。↓↓↓
Windows 10ではアクティベーションのやり方が変わるという話です。
http://www.techpowerup.com/202830/microsoft-to-revamp-activation-system-with-windows-9.html
アクティベーションの仕組みが導入されたWindows XP以降はプロダクトIDを入力した上で、オンラインもしくは電話による認証を行えばアクティベーションが完了していました。ところが次世代となるWindows10ではこのやり方を変えるようです。
今と変わるのはソフト(OS)の紐 付けがプロダクトキーからストアのIDに変わります。
その方法とは、まずOSライセンスを購入したらインストール用のISOのディスクイメージをダウンロードします。そしてインストールが完了するとMicrosoftにインストールされたPCの詳細な情報(通常マザーボードに関連する情報、多分SMBIOSあたりか)を送信し、これでハードウェアの認証が完了します。他のPCにOSをインストールしたい場合、ライセンスと現在のハードウェアのつながりを外すことで可能になります。これにより旧PCではOSが動作しなくなり、ハードウェアとOSライセンスが一対一対応となります。
要するにライセンス移動はオンライン上でPC情報の付け外しをするだけでいいので、現行よりは楽になりそうな感じがします。
しかし、今後激安価格でWindows10/Office2016入手できなくなる可能性があります。
2013年10月24日
米Microsoft、AppleのiWork無料化をあざ笑う
米Microsoftは同社公式ブログで23日、米Appleの主張に対する反論を掲載した。
反論は、Microsoftコーポレートコミュニケーション担当バイスプレジデントであるFrank Shaw氏が行った。
文面にはMicrosoftのAppleに対するいらだちが随所に表れている。主な論点として、MicrosoftのSurfaceとiPadを比較し、Microsoftの方が人々の働き方についての理解度が高く、iPadで仕事はできないとしている。しかしながら、AppleがOS X Mavericksを無料アップグレードとしたことについては一切触れていない。
Shaw氏はSurfaceについて、「ゆったりとすることも、真剣になることもできる、たったひとつの、簡単で、手ごろなデバイスだ」と説明した上で、iPadなどのタブレット端末については、「タブレットで時間つぶしの手助けをするのは比較的簡単なことだ。ただ書籍、音楽、ビデオ、ゲームを与えたらいい。後は勝手にやれる。ほとんどのタブレットはそんなものだ」と指摘。そしてMicrosoftと対比し、「Microsoftは、この地球上の誰よりも、人々がどのように働くかについて理解している」とし、「それこそが、Surfaceが今日買うことができる最も生産的なタブレットである理由だ」と主張した。
その上で、AppleのiWork実質無料化について触れた。iWorkを「水で薄めた」アプリと指摘し、暗にMicrosoftのOffice製品と比較にならないと冷やかした。こうしたアプリの存在が「それは彼らのエンターテインメント端末が、実際に仕事で使用できるマシンだということを人々に納得させるための努力」であり、その人気のないアプリを無料化したとしても大きな影響がないと切り捨てた。
この考えの基に、「私は、彼らが、他の人々のように、我々の方がより良い解決策を構築したという事実に目覚めたのではないかと思う」とまで言及している。
しかしShaw氏がこれだけAppleの発表イベントについて批判しておきながら、OS X Mavericksの無料アップグレードについては一言も触れなかったことは興味深い。
Microsoftの昨年のWindows部門売上は192億3000万ドル(約1兆8700億円)で、Microsoftのビジネスモデルの基盤である。Appleの戦略はMicrosoftのこのビジネスモデルをおびやかしかねない。
特に、AppleがMacの2007年モデルからでも一気に最新OSに無料アップグレードできることを発表したことは、企業のIT部門にとっても魅力と映ってもおかしくはない。多くの企業は今もWindows XPからWindows 7あるいはWindows 8.1/8にアップグレードするための高額の費用に悩まされている。
昨日の発表会でAppleは「OSアップグレードが無料の新時代を開始する」と宣言した。この表現が今後どれほどの期間にわたって維持されるのかはいまだ不明だ。しかしこれが保証されることがあれば、スマートフォンのOSアップグレードが無料であるように、PCでもOSアップグレードを無料にすることは当然という考え方が芽生えてくる。1台あたり数万円のアップグレードを必要とするWindowsには大きな打撃となりかねない。
それだけでなく、Appleは無料アップグレードによって複数のOSをサポートし続けるフラグメンテーションの問題を解決しやすくなる。アプリケーション開発者にとってもメリットがあるのだ。
OS XのシェアはWindowsに比べればまだ圧倒的に小さい。それでも今日のMicrosoftの反応を見る限り、AppleはMicrosoftに正面攻撃をかけたと言えそうだ。
2013年09月05日
世界のOSシェア XPは33%、8は7% 今、マイクロソフトがすべきこと
「Windows 8」は今年7月、市場シェアで「Windows Vista」を抜いた。8月には、アップルの「OS X」の各ヴァージョンの合計を上回った。
Windows7 45.63%
Windows XP 33.66%
Windows8 7.41%
MacOS 合計 7.25%
Windows vista 4.11%
というシェアだ。
一番問題なのは、マイクロソフトにとっての脅威は、MacOSでもLinuxOSでもない。
それは、自ら生んだ製品である、vista や 7 であり、10年以上前のOSであるXPが生き残っていることだ。
2014年の4月09日(日本時間)にWindows XPおよびOffice2003のサポートが終了するというのに、33.66%のユーザーが残っている。
しかしだ、Windows8のスタート画面が改良された 8.1は2013年年内リリースという状況であり、大量にXPを抱える企業では、プレバージョンでしか現在、テストできない環境にある。
しかもバルマーCEOも退任を発表し、本当に出るかどうかわかない8.1を待ち続ける世界の情報システム部は常に不安との戦いの日々であろう。
XPのリリースは、2001年11月16日。もしかすると、大半が10年前のコンピュータを使っているのであれば、現在の「8」が稼働するかどうはかなり怪しい。
当然、チェックが必要だ。
まずは、現在の8であれば、アップ・グレードアシスタントでチェックが可能だ。残念ながら8.1へのチェック機能はない←このあたりが、マイクロソフトのお客様の立場に立てないゆるいところだ(笑)
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-8/upgrade-to-windows-8
8へのアップ・グレードが不可能だとすると、古いXPマシンは廃棄を考えなければならない。しかし、2003年10月よりも以前のパソコンはリサイクルマークが適用となっていないために、廃棄にも費用がかかる。
そして、新しく購入するならば、8.1の搭載されたWindowsマシンを購入することだ。これは、OSがないので、まだ発売もされていない。…ということは、見積もることもできない。これでは、移行コストを算出することもできないのだ。
マイクロソフトが、普通の企業であれば、この時点で、何らかの手を売っていてもおかしくない。
まずは、サポートの期間を延長する。もしくは有償でサポートする。
これでは、XPを切り離せなくなるので意味がない。
ボクがバルマーであれば、まずは8のUIに慣れていただくためにも、10年前のPCでも稼働できる「Windows 8 for XP」なる「つなぎ商品」を無償で配布するよう指示を出す。
最低限、Officeとブラウザが使えるという事にフォーカスすればいい。そして8の操作性だけを追求する。Surfeceに搭載されたようなWindows RTのXP版だ。
まずは、33.66%のXPユーザーを8の方向へ導かなければならない。
値段もこなれない新製品の8.1OS搭載機を一斉購入も当然、考えられない。どう考えても最低5年間くらいはかかる。バグが潰れて枯れた頃のOSを、情報システムとしては導入したいからだ。
手を打たなければ、XPユーザーは、7かVistaへと向かってしまいかねない。こうなると、あと5年は何もできなくなってしまうので、それは阻止しなければならない。
企業のニーズでは、SurfaceのタブレットもUXも全く望んではない。通常のディスプレイとキーボートとマウスで稼働するXPの代りになるマシンを望んでいるだけだ。その需要をいままでのウィンテル帝国時代の成功が邪魔をしている。
より新しいOSでより早いチップセットで、ビジネスに革新を!だ。しかし、誰もそんなことを望んではいなかった。
現在のOS市場の構成要因は、脆弱性回避と新機能を搭載した新OSのリリースであり、定期的な買い替えを薦めてきたロードマップの間違いを見事に物語っている。
すでに機能は成熟しており、企業は、PCを今までと同じように使いたいだけなのだ。タッチにタブレットは個人では魅力的だが、会社の業務は、オフィスと社内基幹ネットワークが使えればそれで十分なのだ。
マイクロソフトの本当の勝負は、自分たちの販売してきたOSとの勝負だ。
早急に33%のXPだけでなく、vista の4% 7の45% 合計83%もの自分のユーザーを 87.41 %へと導く戦略が一番必要なのだ。